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小学校受験における体操とは?非認知能力について解説!

公開日:2022/06/01  最終更新日:2022/06/27


小学校受験において、ペーパーテストや面接の対策は十分にしているけど「体操テスト」の対策はあまりしていない。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。運動神経がいいからといって、体操テストで必ずしもいい点が取れるわけではありません。今回は小学校受験における体操テストと、必要な非認知能力について解説します。

非認知能力とは

非認知能力とは、ペーパーテストやIQテスト、体力測定などでは測定することができない目に見えない能力のことです。日本では、小学校受験に限らず児童教育において非認知能力が重要視されています。具体例をあげると「感情のコントロールをする力」「友だちや先生とうまく関わる力」「指示されたことをする力」などで、これらは3歳から8歳ごろまでに大きく育まれると考えられています。

とくに体操テストでは、この非認知能力が問われます。単純に速く走ったり、高くジャンプをするといった認知能力ではないからです。体操テストは、体操に臨む姿勢や態度を見られる対策のしづらい項目なので、しっかりとした準備が必要です。

小学校受験において求められていること

小学校側は、子どもをあらゆる角度から精査したいと考えています。比較的簡単に測定することのできる認知能力はもちろんのこと、お家での習慣や人と接した時の態度も含めて総合的に合否の判断をしたいのです。

「失敗した時にはどのような態度をとるのか」「初めて会う人との接し方はどうか」などは、普段の生活では意識することが難しい部分です。失敗しても成功するまで何度でも挑戦する子どもや、うまくいかないときにもほかの子どもに当たらずに、感情をコントロールできる対応力のある子どもは、高く評価されるでしょう。こうした習慣や対応力に始まる非認知能力を測るために、体操テストを採用している小学校が多くあるのです。

体操テストの内容

体操テストの内容は、受験する小学校によって様々で、高い運動神経を求められるわけではありません。基本的にはイス取りゲームやうさぎ跳び、スキップなど日常生活や保育園などで、遊んだことのあるゲームがほとんどです。運動能力は審査項目の一つですが、ずば抜けた運動能力を持った子どもだけが合格できないというわけではありません。

むしろ、課題を出題する先生の言うことを集中して聞いているか、聞いた内容を理解して正しく行動・表現できるかの方が、はるかに重要であると言えます。審査で焦点が当てられているのは、誰よりも高い記録を出すことよりではなく、課題に対して諦めずに頑張ったかと言う点です。「うちの子は運動神経がいいから大丈夫」と安易に考えるのではなく、体操テストでは何を求められているのかを把握することが重要です。

自宅でできる体操対策

自宅で行う体操対策で重要なことは、子どもの運動への苦手意識をなくしてあげることです。苦手意識をなくすために、早い段階から体操講座に通わせ、楽しく運動を学ばせてあげることも一つの方法です。また、自宅では思い切り体を動かすことが難しい場合もあるでしょう。しかし、自宅でもできる練習はあります。例えば、よく体操の課題として出題される「でんぐり返し」「ボールつき」「片足立ち」などは自宅でできるので、まずは親がお手本を見せてください。

それでも子どもができないときに、途中で投げ出しそうになるかもしれませんが、親は根気強く付き合うしかありません。そのなかで、少しでも子どもが進歩したと感じたら、積極的に褒めてあげましょう。子どもが楽しいと思うことができれば、親が何も言わなくても、自分から運動をしてくれるようになります。子どもが運動への苦手意識をなくせるように、親はできる限りのサポートをすることが重要です。

 

体操テストは、運動能力を測るよりも協調性や規律などの非認知能力を確認する傾向にあります。高い運動能力がなくても、何事にも諦めないで立ち向かおうとする力があれば、高い評価を得られることができるでしょう。そのためにも、今回紹介した方法を踏まえて、普段の生活や遊びのなかで対策することが大切です。

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