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小学校受験の「記憶問題」とは?具体的な内容や対策について解説!

公開日:2023/05/15  最終更新日:2023/04/17


小学校受験のペーパーテストへの対策で欠かせないのは「記憶問題」です。「記憶問題」とは、試験官が読み上げる物語の内容を覚える「お話の記憶」とスクリーンに映し出された絵や色などを覚える「見る記憶」、その記憶を基に問題に答えるという科目です。比較的苦手な子どもが多い「記憶問題」について、その内容や対策を解説します。

小学校受験の「記憶問題」とは?

「記憶問題」は、国立・私立問わず小学校受験で頻出されるテストです。

出題形式は、お話を聞いて覚える「お話の記憶」と、絵を見て覚える「見る記憶」の主に二つです。

「お話の記憶」

「お話の記憶」の問題は、テープレコーダーや試験官によってお話が読み上げられ、受験生はその内容を覚えて質問に答えます。問題文も音声で読み上げられ、解答用紙に〇や×をつけて解答します。

「見る記憶」

「見る記憶」の問題は、スクリーンに映し出された図を短時間で覚えて、問題に答えます。問題文は「お話の記憶」と同様に読み上げられる場合がほとんどで、解答用紙に描かれた図に印をつけるなどの解答をします。

小学校受験の記憶問題の形式

「お話の記憶」と「見る記憶」のそれぞれの問題形式について、問題例を参考に解説します。

「お話の記憶」の例

(読み上げ)ウサギさんのおうちでお誕生日パーティーがありました。呼んだのはクマさん、リスさんです。お庭には紅葉の木がありました。
(問題1)ウサギさんが呼んだお友達は誰ですか。
(問題2)パーティーの時の季節はいつでしょうか。

実際には読み上げの内容がもっと長いこともありますが、本質は同じです。問題は、登場人物や季節、天気や数が問われることが多く、聞き取る力や想像力が求められます。問題文は基本的に一度しか読まれないため、集中力が必要になります。また、お話を聞いている最中は、基本的にメモを取ることができません。お話を聞いて、映像としてイメージできるかどうかが重要になってきます。

「見る記憶」の例

(スクリーン上)〇×ゲームのような升目にフルーツがいくつか入っている図
(問題)真ん中のマスに入っていた果物は何ですか。

「見る記憶」問題では、スクリーン上に映し出された図を短時間見た後に、その図に関する問題が出題されます。図の内容は問題によってそれぞれ異なり、形を覚えたり、色を覚えたりする場合などさまざまなパターンがあります。これらの問題は、短期の記憶力を鍛えることが大切になります。いろいろなパターンの図を見て練習してみましょう。

小学校受験の記憶問題の対策方法

「記憶問題」への受験対策は、絵本の読み聞かせや過去問を繰り返し練習することが最適です。「お話の記憶」と「見る記憶」それぞれの対策方法を紹介します。

お話の記憶問題

まずお話の記憶問題についてです。

・短いお話から練習する

「お話の問題」に苦手意識を感じる子どもに対して、長文から練習するのは逆効果になりやすいです。まずは短いお話からチャレンジしてみましょう。短いお話から練習を重ねていき、実際の入試問題を練習する際にも、長いお話を短く区切りながら読むのが効果的です。お話を読み終わったら、お話に関する質問をいくつか聞いてみて、きちんと内容が理解できているかどうか確認してみましょう。お話に慣れてきたころに長いお話に挑戦してみるとよいでしょう。徐々に長い文章にすることで、自然に集中力が身につきます。

・聞き取るポイントを伝える

お話を聞くことに慣れていないお子さんに対しては、聞くときに注目するポイントを前もって伝えてみましょう。たとえば「ウサギさんが誰を呼んだかよく聞いてね」や「お話の季節を考えてみてね」などの聞き取るポイントを、お話を読む前に伝えておきます。事前にお話のポイントを伝える練習を繰り返すことで、お子さんはどんな点に注目すればいいかが徐々にわかるようになります。

・適切なスピードで読む

お話を読むスピードがお子さんにとって速すぎると、うまく聞き取ることができず、苦手意識を持ってしまう恐れがあります。一方で、読むペースが遅すぎても集中力が途切れます。お話を読むときは、お子さんのペースに合わせて適切なスピードを心がけましょう。

見る記憶問題

次に見る記憶問題です。

・簡単な絵から練習する

「見る記憶」の試験対策を始めるときは、まず簡単な絵から練習してみましょう。情報量の少ない形や色から練習することで、徐々に自信を身につけることができます。慣れてきたら段階的に複雑な絵や図形にチャレンジするのがおすすめです。

・覚えるポイントを伝える

「お話の記憶」と同様に、慣れないうちは注目するポイントを事前に伝えて練習に挑みましょう。たとえば「ウサギさんがかぶっている帽子の色を見ておいてね」などと前もって伝えておくことで、問題に問われるポイントが段々とわかってきます。「見る記憶」でよく問われるのは、どんな絵(動物)だったか、どんな形だったか、また何色だったか、といった内容です。

・覚え方を工夫する

お子さんに合った覚え方を親子で考えてみましょう。「見る記憶」が苦手なお子さんの場合、絵から物語を考えてみるなど、何かに関連付けて覚える練習がおすすめです。お子さんによって、形を覚えるのが得意な子どもや、色を覚えるのが得意な子どもなど、それぞれ得意分野があるので、たくさん練習問題をこなして、覚え方を工夫してみましょう。

まとめ

「記憶問題」は多くの小学校受験で採用されています。小学校受験を考えているお子さんにとっては、必修科目といえます。いきなり過去問や問題集から練習すると、苦手意識を抱きやすいので、まずは身近な絵本の読み聞かせから始めてみるのがおすすめです。「記憶問題」では、登場人物や色、数などがよく聞かれます。お話や絵の中で注目するポイントを伝えて、集中して問題を解く練習をしてみましょう。本記事では「記憶問題」の具体的な内容や対策についてお伝えしました。ぜひ参考にしてみてください。

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