小学校受験は通学時間にも注意するべき?
神奈川・東京で小学校受験を検討されているご家庭も多いのではないでしょうか。受験する学校を決める際には多くのポイントがありますが、小学校だからこそ考えておきたいポイントとして通学時間があります。
どのような問題なのか、どう考えていくのかということをチェックして、受験先の学校を決める助けとしてみましょう。
小学生では体力も十分でないことが
中学生や高校生であれば、体力も十分についていることもあり、朝早く出かけることや夜遅くの帰宅になることは特に問題と感じないかもしれません。しかし、小学生の段階ではまだまだ体力が足りないということもあるので、あまり長時間の通学時間がかかるということは避けたいものです。通学時間が長いということは、それだけ睡眠時間や他の活動などの時間をとられてしまうことになります。
また、通学自体にも体力を使いますので、学校についたときには疲れてしまい、また帰宅後は疲れてしまい何もできないという状況になる可能性もあるのです。特に小学校低学年の段階では体も小さいので、移動が大変です。学校で使う教材などを持って移動することも大変な苦労となります。
その時間が長いということは、お子さんに大きな負担となってのしかかってくる可能性があるのです。小学生のうちはこういった体力面の負担ということを考えて、適切な時間に押さえていくということを考えておくことも、小学校受験だからこそ必要なことと言えるでしょう。
他の活動を充実させられるかどうか
小学生のうちはさまざまなことを学ぶ時期でもあります。学校の勉強だけをするのではなく、お友達との関係を遊びの中で学んで行ったり、スポーツや芸術に触れて行ったりということも大切なことです。しかし、学校に通うための時間が長くかかりすぎるという場合、そういったほかの部分の活動ができなくなるという可能性もあるのです。
通学時間の確保のために習い事を諦めたり、お友達と遊べなくなるということではせっかくの小学校生活も生かせなくなってしまうことがあるのです。学年が進めば、放課後に残ってクラブ活動や委員会活動をするということもありますが、そういったときに通学時間が長いとできないこともたくさん出てきてしまいます。
勿論カリキュラムや教育理念など、理想的な学校へ入れたいということも希望としてあるでしょうが、そのためにあまり遠い学校に入れてしまうことによって、失うものがないかどうかということを考えておくことも必要です。バランスがうまく取れる程度の移動時間におさえておくことで、他の活動も充実させやすく、今後につながる教育環境を整えることがしやすくなるでしょう。
通学の安全性についても考えておきたい
通学時間が長いということは、それだけ一人で移動する時間が長いということになりがちです。低学年のうちはある程度送り迎えをしていても、高学年になると一人で通うということになってきますから、その間お子さんが危険にさらされているということになりがちなのです。
お子さん自身に非がなくても、何らかの問題に巻き込まれることもありますし、交通事故の危険性なども心配になります。移動時間が長いとそれだけリスクも大きくなりますので、こうした点からも時間の問題について考えておきたいものです。
お子さんのためにできるだけ良い小学校を選びたいということは多くのご家庭での希望ではありますが、学校の中身だけではなく、条件面についてもしっかり確認をしておきたいものです。特に通学時間は小学生のうちは大きな問題になります。実際に学校まで行ってみて、無理なく通学できるかどうか、安全かどうかを確認しておくということも必要でしょう。
お子さんへの負担が大きいようであれば無理をせず、通学しやすい学校を選ぶということも一つの道です。ぜひ、しっかり確認をして後悔しない小学校受験の成功へとつなげていきましょう。