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小学校受験の行動観察試験で頻出の課題を事前にチェック!

公開日:2023/06/01  最終更新日:2023/04/17


小学校受験で避けて通れない試験項目である、行動観察試験。お子さんの様子や言動が合否に直結するため、日ごろの積み重ねが大切です。しかし内容や採点基準がわからず、不安を感じている親御さんも多いと思います。今回は頻出の課題から対策まで解説します。不安を少しでもなくして、自信をもって対策していきましょう!

小学校受験の行動観察試験で頻出の課題

行動観察試験は国立・私立の小学校の共通項目であり、重要度が高いとされています。子どもたちを自由に遊ばせたり、グループで課題に取り組ませたりすることで、集団生活に適しているのか、入学後の子どもの姿をチェックしているのです。よく出る課題は大きく分けて4つ。各内容を具体例とともに詳しくみていきましょう。

自由遊びの課題

室内や屋外にある遊具を使い、複数人で自由に遊ぶ課題です。「一緒に遊ぼう」と誘える積極性や思いやり、誘われたときに素直に応じられる穏やかさもみられています。孤立してしまったり、集団の輪を乱してしまったりする行動はNG。集団におけるコミュニケーションや協調性が身についていることが大切です。

集団課題

グループで特定の課題に取り組みます。課題が達成できることよりも、取り組む姿勢が重視されます。話し合いながら作業を進められるか、異なる意見の人を否定しないか、といったやり取りがチェックポイント。またチーム作業を妨げていないか、1人で勝手に作業を進めていないか、など集団における振る舞いもみられます。内容例として以下のようなものがあります。

・積み木を高く積み上げる。
・用意された材料を使い、指定されたものをつくる。

勝敗のあるゲームの課題

勝ち負けという結果が出るゲームをすることで、結果に対する反応をみられます。勝ったときは喜ぶという、子どもらしさや素直さが大切です。負けるとやはり悔しいのが自然な気持ちですよね。しかしそこで気持ちをコントロールできず、当たってしまうのはよくありません。悔しい気持ちを切り替えようとできるかが重要視されます。例としては、以下のような内容があります。

・玉入れ
・チーム対抗のパズルゲームなど

真似・模擬系の課題

試験官の動きを見て、ダンスやポーズのまねができるかという課題。恥ずかしがらないで表現できるか、課題に取り組む姿勢を見られます。運動能力をチェックしていることもあります。内容例は以下の通りです。

・重いバケツをもったつもりの試験官の動きをまねる。
・先生の指示通りにダンスや体操をし、最後に自由に踊る場面ではテンポが早まる。

小学校受験の行動観察試験でチェックされるポイント

行動観察試験は入学後の子どもの姿を見据えた課題ともいえます。なぜなら子ども同士のコミュニケーションだけでなく、あいさつや先生の指示を聞けるかなど、生活態度もみられるからです。試験官はどのようなポイントで子どもたちをみているのでしょうか。学校により重視する要素は変わりますが、基本的な評価ポイントをみていきましょう。

基本的な生活態度

行動観察試験で注意したいのは、試験時間内だけでなく全体がチェックの対象になるということ。当日は先生やほかの子どもたちに対して、あいさつやお礼をしっかりいえるようにしてきましょう。あいさつはコミュニケーションの土台です。日ごろから「おはようございます」「さようなら」「ありがとう」といった言葉をいえるよう、習慣づけるのが大切です。

また教具を使った試験の場合、雑な扱いをしていないか、きちんと片付けているかというのもみられています。ものを大切に扱えることも基本的なマナーや礼儀といえます。

思いやりや協調性

多くの試験ではほかの子どもたちと関わりながら活動や課題が進められます。グループ活動を通して、集団生活に適しているかをチェックしているのです。自分勝手な行動をせず、ほかの子と仲よく遊べるような協調性。自分の意見ばかりを押し通さず、相手の気持ちを考えられる思いやりも集団生活には大切です。

社会性

社会性とはほか人との関係や集団のなかで円滑に生活していく力を指します。集団生活を送る小学校では、必須となる要素となります。コミュニケーションをうまく取りながら、友だちを作っていくこともそのひとつです。

また決められた約束や、ルールを守ることも集団生活には欠かせません。学校では、先生との関係づくりも必要です。先生の話をしっかりと聞いて理解することや、聞く姿勢も人間関係を築く土台となります。

小学校受験の行動観察試験対策

行動観察試験でみられるのは、子どもが育んできた社会性や協調性、学んできたマナーや礼儀です。これらはすぐに学べるものではなく、日常生活のなかで少しずつ身につけていくもの。塾での対策ももちろん有効ですが、家庭だからこそ学びやすいこともあります。

さまざまな場所に出かけ、たくさんの人とふれあう

このように書くと壮大なことに感じますが、身近なところから実践できます。

まずは近くの公園に遊びに行ってみましょう。公園に行くと初めて会う子どもたちと遊ぶ機会をつくれます。

また地域でお祭りやイベントがある場合は、積極的に参加するのもおすすめです。幅広い年代の人とたくさん関わる経験を積めますよ。試験では初めて会う子どもや、先生と課題を進めていかなければなりません。この状況に慣れるためにも多くの子どもと大人に関わる経験はとても大切なのです。

また思いっきり遊び、感情を発散させることで、感情を抑制しなければならない場面が明確になり感情のコントロールにもつながります。

よいところ、できた瞬間を逃さずにほめる

ついつい「~しちゃだめ」と否定してしまいがちです。否定的な言葉の連続は、子どものやる気や自己肯定感を落としてしまいます。大人でも同じですよね。視点を変えて、できた瞬間を逃さないように意識してみましょう。できたことをほめる、できた子ども自身を肯定してあげると、子どもの自信につながります。

また親も、子どもを客観視する機会をもつことが大切です。幼稚園や保育園の先生、ママ友や祖父母などからみた子どもの様子を知ることで、長所・短所を改めて見つめ直せます。子どもをより深く知ることで必要な対策も変わってくるかもしれません。

まとめ

行動観察試験では子どもの行動や様子がありのまま映し出されます。塾を活用して頻出する課題に対して対策することも大切ですが、頼りすぎるのも禁物です。家庭でも全面的にサポートして、子どもの社会性を育んでいきたいですね。根気強く子どもと向き合いながら、その子らしさを伸ばし、将来への成長を後押ししていきましょう。

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