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親の職業によっては小学校受験で有利になる?

公開日:2019/10/01  

小学校受験をするときには子供だけでなく親も見られているということがしばしば噂されています。神奈川・東京には数多くの国立や私立の小学校がありますが、親の職業が何かで合否を決めているようなことはあるのでしょうか。その基本的な方針と実情がどうなっているかを確認しておきましょう。

特に明示も言及もされていないのが普通

小学校受験は児童を募集している小学校が、自分の学校の運営方針などに合っている児童を選抜するために実施しているもので、募集要項には応募条件などが明確に記載されています。そこで試験科目として何を課すかもはっきりと書かれていて、面接試験をしたり、実技試験をしたりする場合には明記されているでしょう。

このような教育にかかわる入学者の選抜をするときの基本的な考え方として、客観的に明確な根拠を作って優劣を示し、学校が定める基準を満たしている人の中から優秀な人を優先して合格にするというものがあります。

問い合わせなどがあったときに客観的な根拠を示せるようにしておくと、不正入学だったなどといった疑惑が浮上したときにも不正ははたらいていないと明確に示せるからです。このような視点から募集要項を見ると、親が採点基準になると明記されていることはありません。

あくまで受験者本人の適性と能力を調べるための試験になっていて、親の職業が何かによって加点や減点をするといった記載はないのです。つまり、どんな仕事をしていたとしても子供は平等に教育を受ける機会を与えられていることになります。

親の職業が評価対象と考えられている理由とは

このような募集要項ができているにもかかわらず、親の職業が合否にかかわる評価対象になると考えられているのには理由があります。実際には医者や薬剤師、弁護士や大学教授などの高学歴になっている親の子供が合格しているのが目立つからです。

世襲的に合格しているのではないかと疑う人もいるほど、親子で同じ小学校に通っているというケースも多くなっています。このような状況があるから医者の子供を優先して合格させようなどといった力がはたらいている可能性が示唆されてしまっているのです。

実際には親も自分で小学校受験をしてきた経験があるのでノウハウが多く、子供に受験させるときにも効率的な方法を選べていたからという場合が多いでしょう。もともと受験に対する意識が強く、幼稚園や保育園に通っているうちから教育を受けさせていたというケースも少なくありません。

また、遺伝的にも学力が高いという可能性も全く否定できるものではないでしょう。このような教育環境と遺伝的な要因が重なったことによって医者や大学教授などの子供が合格している場合が目立つようになっていると考えられるのです。

はっきりとしたことはいえないのが実情

ただ、実際に本当に親の職業が考慮されていないのかどうかははっきりとはわかりません。筆記試験の点数であれば明確な基準が設けられているので客観的ですが、面接試験や実技試験の場合には主観が入ってしまうことは否めないからです。

学校側としては保護者からの寄付金を期待しているという面もあり、高収入の仕事に就いていて寄付を出してくれる可能性が高い人の子供に入学して欲しいというのも確かでしょう。明示されていないとはいえ、主観的な評価で少し合否に影響している可能性は完全には否定できないのです。

 

小学校受験の合否の決め方は客観的に根拠を示せるようにしていて、試験の点数に基づいて学校側の求めている児童を入学させるようにしています。募集要項には親の職業を評価対象として含めていないので、特に影響することはないというのが基本です。

このような疑惑が持たれているのは、高学歴で高収入の職業に就いている親は教育に熱心なことが多いからでしょう。ただ、面接試験のように主観が入る余地がある試験の点数に親の職業の影響が出ている可能性は完全に否定できるわけではありません。

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