親にかかる心身の負担の軽減方法
小学校受験をするとなると、子供も大変ですが親の精神的・肉体的な負担が大きくなって、途中で投げ出したくなってしまう人もいるようです。
子供ががんばっているのを見たら途中でやめることはできませんので、上手く対処しながら乗り切るようにしましょう。
同じような経験をしている人の体験談を読むことも、良い勉強になります。
親子共に体力勝負になることを覚えておこう
体力というと身体が丈夫なら問題ないのではと考える人も多いようですが、小学校受験に向けては自分でコントロールできるようにならなければなりません。
それには、限界のぎりぎりまでがんばるのではなくて、その手前でセーブして、対処しきれない分は効率化を図る方向で考えることが大切です。
準備に使わなければならない時間はたくさんありますので、あれもこれもと目につくとあっという間に時間が無くなってしまいます。
しかし、全てをそつなくこなそうとすると限界がきますので、本当に必要なものだけを見極めることが大切です。
それ以外は思い切ってカットして、体力の温存に備えるようにしましょう。
受験日を迎えるまでに全てのことをぬかりなく準備して後悔のないようにしたいと考えるのが普通ですが、親がそのような姿勢で進めてしまうと子供も追い詰められてしまうことが多々あります。
追いつめられると精神的なバランスにまで影響を及ぼし、これまでやってきたことを上手く発揮できないかもしれません。
体力はとても大事ですが、それは現在のキャパシティを考えてその範囲内でこなすという意味です。
不安に打ち勝つための心構えとは?
子供によっては、小学校受験といってもその日が近づくまではそれほど緊張せずにいつも通り過ごせることがありますが、大人はそうはいきません。
色々なことを考えると不安になり、このままで本当に合格できるのだろうかという気持ちになります。
特に周りの情報が入ってくると不安感が増したりしますので、この時期はあえて必要な情報以外はシャットダウンすることも重要です。
他人の動向が気になって集中できなかったり、他の子供と比較して焦りを感じたりするのは逆効果であり、子供にも良くありませんので、周りに惑わされないようにしましょう。
また、受験のことばかり考えていると精神的に追い詰められて行き詰まることが少なくありませんので、対策を行う時間と負担の生活を楽しむ時間のオン・オフをきちんと分けましょう。
オン・オフのできない家庭では、いつも緊張が張り詰めていて気を抜く時間がありません。
気を抜く時間がないと集中力がなくなって、ミスを連発してしまうこともあります。
オフの時間をリラックスして過ごせるように、公園に出かけて自然に触れるのも良い方法です。
志望校に合格することがゴールではない
通わせたい小学校が決まっていて、それに向けて努力をしていると、何が何でも合格しなければならないという気持ちになります。
しかし、他の選択肢を全く考えずに突っ走ってしまうと、「万が一上手くいかなかったらどうしよう」という気持ちに支配されて辛くなることもあります。
これから長い人生が待っている子供にとって、小学校受験が全てではありません。
志望校に入ることがゴールではなく、その先のことも考えなければなりませんので、広い視野を持って臨むことも大切です。
視野が狭くなると気持ちが窮屈になってマイナス思考に支配されることが多くなります。
ナーバスになるのは仕方のないことかもしれませんが、子供と小学校受験について話す時も楽しく、これからどのようなことをやってみたいかなどを話題にするのが良いかもしれません。
そうすると子供も前向きになって家庭内の雰囲気も和らぎます。
小学校受験を乗り切るためには家庭内の雰囲気がとても重要であり、前向きになれるような雰囲気作りをしておくと心身をすり減らすことがありません。