小学校受験対策を早めの時期に始めるべき理由とは?
小学校受験を考えている親御さんにとって、いつ頃から準備するかは悩みどころでしょう。年長になってから準備したらいいと思っている方もいるかもしれません。実は、小学校の受験対策は早めに始めるのがおすすめです。そこで今回の記事では、小学校受験対策を早めの時期に始めるべき理由について解説しましょう。
小学校受験対策はいつ頃から始めるべき?
まずは、受験対策はいつ頃から始めるべきか解説しましょう。
遅くても年中の秋から
小学校入試のほとんどが、10月から11月に実施されます。年中の秋から受験対策を始めれば、1年間かけて準備できます。実際に年中から幼児教室に通うなどの準備している家庭が多いものです。志望校や家庭の状況にもよりますが、年少から対策を始めても問題ありません。とくに倍率の高い難関校を受験する場合は、年少の秋ごろから準備を始められると余裕をもてるでしょう。
集中力がついてきたら始めどき
子どもに集中力がついてきた時期は、受験対策を始めるのによいタイミングです。具体的には、絵本の読み聞かせするときに集中して聞けたり、集中しておもちゃで遊べたりするタイミングです。自分から学びたい意欲が出てきたときもよいタイミングです。
小学校受験対策を早めの時期に始めるべき理由
小学校受験対策を始めるのは、なぜ早めがいいのでしょうか。理由を解説しましょう。
家族の気持ちがまとまる
小学校受験については、夫婦間で意見がぶつかることもあるかもしれません。早めに受験対策をスタートすれば、家族でよく話し合うなど、家族の気持ちもまとまりやすくなるでしょう。
ゆとりをもって準備できる
行動観察や運動、巧緻性などのトレーニングが必要なものは、準備してきたかそうでないかで差が生まれてしまうのです。早めに受験対策を始めた方が、ゆとりをもって準備できます。また、親としても気になる学校の学校説明会に参加するなど、情報収集の時間が多くとれます。早い時期から志望校をしぼれるので、志望校に合わせて受験対策できます。
生活と関係している問題も多い
小学校受験では、季節感を問う問題も多くあります。たとえば季節の野菜や季節の行事などの問題が分かるかどうかは、家庭が季節感を大切にして生活しているかが大きく関わってきます。
また、ハサミの使い方に慣れたり、鉛筆での運筆に慣れたりすることも大切です。子どもの吸収力は高いものです。受験対策を始めたことで、ぐんと成長することも多々あります。もう少し成長してからと思っていると、タイミングを逃してしまうかもしれません。
小学校受験までの大まかなスケジュール
それでは、小学校受験までの大まかなスケジュールについて解説しましょう。
学校見学会に参加
5月頃から学校見学会が開かれるので、ぜひ参加してください。学校見学会以外にも、運動会や作品展などの学校行事が公開されることもあります。学校の雰囲気や教育方針を理解するためにも絶好のチャンスです。志望校のHPなどをチェックして、なるべく参加するようにしましょう。
願書の提出
首都圏の場合、例年9~10月が出願の締め切りです。写真撮影なども必要になるので、早めに願書を取り寄せて準備しましょう。
入試本番
国立小学校の試験は11月、私立の小学校の多くで試験は10月~11月上旬に実施され、欠員補充のために2次募集・3次募集が実施されます。合格発表後に入学手続きする流れです。
まとめ
今回は小学校受験対策を早めの時期に始めるべき理由について解説しました。早いうちに受験対策を始めた方が志望校をしぼりやすく、各校の出題傾向に合わせて受験対策が効率的に進められます。遅くても年中の秋までには始めて、精神的にも余裕をもって準備しましょう。学校見学会なども参加しつつ、子どもの様子を観察しながらよいタイミングで受験対策を始めてください。