小学校受験に向いている子どもと向いていない子どもの違いとは?
「子どもの小学校受験を考えているけれど、果たして向いているのだろうか…」と考えている方もいるのではないでしょうか。当たり前のことですが、子どもはひとりひとり違いますよね。この記事では向いている子どもと向いていない子どもの特徴、また向き不向きよりも大切なこともご紹介します。
小学校受験に向いている子どもの特徴
まずは、小学校受験に強い子どもの特徴を3つご紹介します。
向上心がある
いわれたことを素直に受け止め、前向きに取り組む力は重要です。「もっとできるようになりたい!」という向上心がある子どもは、受験に強いといえます。もちろん、ただ言われたことを機械的にこなすだけではなく、素直に受け止めて自分の頭でしっかりと考えて行動する力が、生きていくうえで大切になるため、その力を伸ばすことも意識していけるとよいでしょう。
集中力がある
人の話を集中して聞くことが大切になるため、集中力も重要です。集中力は非常に個人差が大きい部分で、一定時間に決められた作業ができることは、受験のうえで評価されます。
何事も楽しめる
どんなことも前向きに楽しんで取り組める子どもは、小学校受験においてはもちろん、人生を生きていく上で非常に強いといえます。大人からみると当たり前のことでも「なんで?どうして?」と疑問が持てることは非常に大切です。知らないことを知ることに楽しさを感じられることや、何事にも楽しさを見出せることは素敵な魅力ですね。
小学校受験に向いていない子どもの特徴
それでは、小学校受験に向いていない子どもの特徴も3つご紹介します。
勉強以外に没頭できることがある
スポーツや芸術関連など、勉強以外のことに夢中になる子どもも多いですよね。そんなときに、受験のためといって無理に勉強に集中させようとすると、逆効果になることがあります。何かに没頭できることは素晴らしく、小学校受験とは合わなくても夢中なことがあるならば、そこを伸ばすことを意識するのがよいでしょう。将来その道に進まないとしても、何かに夢中になった経験は、その後の人生を生きていくうえで、子どもにとって大きな糧となるでしょう。
集中力が続かない
先ほどの項目でも記載したとおり、集中力は個人差が大きい部分です。どうしても落ち着きがなく、何事にも集中するのが難しい場合は、小学校受験が逆に苦しいものになってしまう可能性があります。
消極的すぎる
落ち着きがあることや一歩引いて周りを見られることは、素敵な一面です。しかし、あまりに消極的すぎて自分の意見がまったくない場合や、主張ができない場合などは、小学校受験において少し苦しむことになります。親があまりにも干渉し、あれこれ先回りしてやってしまうと、子どもは自分の意見が分からなくなってしまうことがあるので、注意するとよいでしょう。
子どもの向き不向きにとらわれすぎないことが大切!
ここまでお読みいただいて「うちの子は向いていないから、あきらめた方がよいのではないか…」と思っている方もいるかもしれません。しかし小学校受験においては、子どもの向き不向きにとらわれすぎないことも大切です。下記にもっと大切なポイントを記載します。
子ども本人の意思を尊重する
子どもが納得していないにもかかわらず、親だけで決めて進めると、よくない方向に向かってしまいます。もちろん、子どもが分かる比較の仕方を工夫するのは大切ですが、何よりも子どもが本人で決めた・選んだということが重要です。
周りの環境を整える
親が子どもにできることは、周りの環境を整えることです。選ぶのはあくまでも、子ども本人であることを念頭に置き、その子がその子らしく生きていけるための環境をつくっていくことが大切です。
結果ではなく過程を大切にする
小学校受験には、合格もあればもちろん不合格もあります。受験するのであればもちろん合格を目指しますが、たとえ不合格になったとしても、そこに向けて努力した経験は決して無駄にはなりません。結果そのものではなく、そこに向かうまでの過程が何より大切だということを、親も理解して子どもと共通理解を持っておくことが大切です。
まとめ
小学校受験をするうえで、確かに向き不向きは存在します。しかし、それよりももっと大切なことがあることを念頭に置いておきましょう。小学校受験も、あくまでその子がその子らしく生きていくためのひとつの手段です。結果がすべてではないことを親も子どもも理解したうえで、目標に向かって進んでいくのがよいのではないでしょうか。
