小学校受験に落ちやすい子どもの特徴！受験時に求められる能力とは？

子どもの小学校受験を考えているけれど、うちの子に適性はあるのかと悩んでいませんか？実は小学校受験で、学校側から重視されている子どもの能力があります。この記事では小学校受験で求められる能力や、小学校受験に受かりやすい子どもの特徴について解説します。小学校受験をするご家庭はぜひ参考にしてください。

小学校受験で求められる能力

まず、小学校受験で求められる能力とはなんでしょう。

「知識を応用する力」「伝える力」が重要

小学校受験では、ペーパーテストや行動観察、絵画制作、体操などが行われます。その中でも、「知識を応用する力」「伝える力」を試す問題が増えている傾向にあるのです。重要なのはこれらの力を身につけ、受験に挑むことです。小学校入試は、小学校へ入学した後で授業についていける力があるかを調べるために行われるものです。

「知識を応用する力」「伝える力」を身につける方法

「知識を応用する力」「伝える力」を子どもたちが身につけるにはどうしたらよいのかを解説していきます。幼児は理論や持論の力が弱い特性があります。ペーパーの出題傾向が変わっただけで、まったくできなくなってしまうことがあるのです。これを防ぐにはペーパーをする前に、実物に触れさせることが大切です。数を数えるなら、飴やお菓子などを数えるという経験が必要。

「伝える力」は日常会話で育まれます。子どもと話すときには、きちんとした文面を作って会話をします。正しい言葉遣いを心がけることが重要です。また、子どもの「伝える力」を伸ばすには、周囲の大人に聞く力がなくてはなりません。話の腰を折らずに、最後まで話を聞いてあげましょう。うまく話せないようなら、途中までまとめあげて、「それからどうしたの？」と先を促してあげることが重要です。

小学校受験に受かりやすい子どもの特徴

ここでは小学校受験における、受かりやすい子について紹介します。「うちの子、小学校受験に受かりやすいのかしら？」と悩んでいる方はぜひ参考にされてみてください。

自己肯定感が強い

受験した学校に合格している子どもの共通点は「自己肯定感が強い」ということです。自己肯定感とは自分自身を好きだと感じ、自分を大切に思える気持ちのことです。自己肯定感が強い子は、自分に自信があり、根がしっかりしているので物事に動じない印象です。

好きなことや得意分野がある

「絵が好きな子」「新幹線が好きな子」「宇宙が好きな子」など、好きなことへの熱が高い子ほど、小学校受験ではプラスになります。ふとした時の会話から出る「好奇心や探究心」「利口さ」がアピールポイントにつながるからです。一つのことに対して「これが好き！」といえる子。その一つを見つけ、好きなことや得意分野を伸ばせている子は、自ずと結果がついてくるといえます。

挨拶や返事がはきはきしている子

有名どころの小学校受験では、数多くの受験者がいます。そのなかで、単独リードするためのポイントとなるのが「挨拶」と「返事」です。たとえば、出欠確認にて自分の名前が呼ばれたとき、「はい！」と元気よく返事ができれば、それだけで面接官の目にとまります。また、校内で学校の先生に会ったときに、元気に挨拶できれば、それだけで印象もよくなるでしょう。

小学校受験に受かりづらい子どもの特徴

では反対に、小学校受験に受かりづらい子どもの特徴を解説していきます。

無口で考えが伝えられない子

小学校受験の面接で無口だと、なかなか評価されない可能性があります。学校の先生は、受験生とたくさん話したいと思って考査しているからです。無口で考えが伝えられない子は、ご両親がお子さんに働きかけてあげることが大切です。

まだ思考力・基礎能力がない子

幼児の成長スピードは、体格を見ても分かるとおり個人差が大きいものです。そのため、5歳の段階では受験に向いた思考力が身についていないこともあります。そうした子に焦って教育をしても、よい結果にはつながりません。

運動や勉強の基礎能力についても同じことで、「今はまだその時期ではない」というだけのこと。周りとの比較や親としての希望ではなく、お子さんの現状を把握するのもご両親の愛情のなせる業です。

小学校受験で求められる能力や、受験に受かりやすい受かりにくい子の特徴を解説してきました。小学校受験を決断することは、子どもの年齢が低い分、ご両親の判断に重みがあるといえます。なぜなら、子どもの「生き方を選ぶ」行為になるからです。ご両親がお子さまに働きかけてあげたり、苦手な分野を塾で補ってあげたりすることが大切です。今回の記事を参考に、お子さまの可能性を伸ばす一つの選択肢として小学校受験を考えてみていただければと思います。