シングルマザーやシングルファーザーでも小学校受験はできるのか?
「子どもを私立や国立の小学校に通わせたいけど、片親だから受験に合格できるか不安」とお悩みの方もいらっしゃるかと思われます。しかし、片親のご家庭であっても、私立・国立小学校の受験に合格しているケースは数多く存在します。そこで、本記事では片親のご家庭を対象に小学校受験に合格するためのポイントについて解説していきます。
母子家庭・父子家庭でも小学校受験はできる
インターネットやSNSなどには「父子家庭だから受験に落ちた」「母子家庭は有名私立に入学できない」など、ネガティブな情報が散見されます。そのため、片親の小学校受験に対して、多くの方が不安に感じてしまうのではないかと考えられます。しかし、結論から言ってしまうと、小学校受験を受ける際に、母子家庭・父子家庭であることが受験の合否に影響するということはありません。
近年では、ホームページや学校説明会などで、片親であることや保護者の離婚などが、受験の合否に影響することはないと明確にしている私立・国立小学校も多いため、母子家庭・父子家庭だからといって、躊躇する必要はありません。
片親でも小学校受験に合格するポイント
母子・父子家庭で小学校受験に合格するためには、事前に知っておくべきポイントがあります。合格を勝ち取るポイントについて、1つひとつ確認していきましょう。
■祖父母や親せきを頼る
祖父母や親戚などを頼り、小学校受験に向けてサポート体制を整えておくことが大切です。近くに住んでいる場合や、実家で一緒に暮らしているという場合には、遠慮せずに子どもの勉強を見てもらうのをおすすめします。
■支払い能力のアピール
一般的な家庭の多くは、父親が仕事に行って学費を稼ぎ、母親が子供の身の回りのサポートをするといったケースが多く、母子・父子家庭への理解はあるものの、学校側も両親のいる家庭像を想像していることが多いです。このことから、母子・父子家庭の場合、学費を支払うことができるのかといった点を気にされることもあります。そのため、願書提出や面接の際に子どもを問題なく学校に通わせることができることを、それとなくアピールしておくと良いでしょう。
■学校行事への参加意欲を示す
運動会やPTAなど学校行事への参加意欲をアピールすることも大切です。必ず参加するという熱意、参加するにあたってサポートをしてくれる、祖父母や親戚などの存在を積極的に学校側に伝えていきましょう。
大切なのは子どもの自立心や思いやりの心
母子・父子家庭で小学校受験に合格するためのポイントは、子供が一人でいる時間を有効活用し、いかに自立心を成長させることができるかという点です。母子・父子家庭の場合、両親のいる家庭と比較すると、仕事が多忙であるなどの理由で、子どもとの時間がなかなか取れないということも多いでしょう。しかし、その一方で子供は一人でいる時間が増えるため、自立心が芽生えやすいです。
私立・国立小学校では、規則正しく自立した生徒を求める傾向があるため、子どもの自立心が育ちやすい母子・父子家庭の環境は、小学校受験において有利に働くケースも多いです。早起き・早寝、整理整頓、衣服・靴の着脱、食事や遊び終わった際の後片付けなど、はじめの内はしっかりとサポートを行い、子どもが一人でいる時にも自身の身の回りのことを一通りこなせるよう導いてあげましょう。
この記事では、母子・父子家庭の方が小学校受験を受ける際に知っておくべきこと、受験合格のポイントについて解説しました。母子・父子家庭であることは小学校受験の合否において影響を及ぼすことはないため、子どもを私立・国立小学校に行かせたいのであれば、気にせずチャレンジしていきましょう。また、受験を合格するためには、子どもの自立心を育てることや学費の支払い能力、行事参加への意欲を示すアピールが大切ですので、ぜひ本記事を参考に小学校受験の合格に向けて取り組んでみてください!