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国立小学校の受験で実施される「抽選」とは?具体的なシステムを理解しよう!

公開日:2022/12/01  最終更新日:2022/12/02


小学校受験において「抽選」というシステムがあるのをご存じでしょうか。国立小学校だけのシステムであり、抽選によって生徒を選ぶ仕組みです。なぜそのようなシステムが採用されているのか疑問に感じる方もいるでしょう。そこで本記事では、どのようなタイミングで実施されるのか、さらにどのようなシステムなのかについて解説します。

国立小学校の受験で抽選が行われるのは何故?

小学校の入学試験において、私立であれば希望者全員が受験できるのが一般的ですが、国立の場合は「抽選」というシステムが採用されています。受験希望者を抽選して、人数を絞り込むのが基本の仕組みです。つまり、頑張って受験勉強をしても、運がなければ受験すらできないという厳しいルールが設けられています。志望校に合格するために努力する子どもがたくさんいるなか、運任せの方式が組み込まれているのは不思議に感じる方もいるでしょう。

しかし、国立小学校は非常に人気があり、毎年多くの受験希望者がいます。全員が受験すると規模が大きくなりすぎるため、試験会場の準備や採点が追い付かなくなるのです。そこで、あらかじめ対応可能な人数に絞り込むという目的で採用されています。

また、属性や家柄、環境などに左右されない公平なシステムなので、さまざまな生徒を集めるという目的も含まれています。学業面で優秀な人材だけを採用するのではなく、学業以外の才能を持っている子どもや、身体の不自由な子どもたちも平等にチャンスを与えることで、多様性が築ける教育環境を目指しているのです。

国立小学校の受験で実施される抽選のシステム

ガラガラと呼ばれる「福引き」と「封筒」の二つが主流です。福引きは、スーパーやデパートのイベント会場で見かけるガラガラやガラポンと呼ばれる機器を使用するもので、レバーを持って回すと玉が出てきます。学校によりますが、玉に二次試験の受付番号が記載されていたり、色の付いた玉が出れば当たりとなって受験資格を得られたりします。一方、封筒を使用する方法はやや複雑です。

まず、40名の受験希望者に対して、合格者を30名とする場合、1~4一番までが記載された封筒を1枚ずつ取ります。そして、40名の受験希望者が全員封筒を取り終えると、1枚の封筒が余ります。学校側は最後に余った封筒の番号を確認します。番号が3一番だった場合、31枚以降の番号の生徒が合格となります。この場合、32~4一番と、1~20番までの合計30名が合格で、21~30番までが不合格となります。封筒を使用する場合は、不正のないよう受験希望者全員が見られる形で実施されます。

抽選のタイミングはいつ頃?

タイミングは学校によって異なりますが、主に2パターンあります。1つ目は一次選考前に行われる方法です。一次選考の時点で人数が制限されているため、そもそも試験すら受けられない受験希望者が出てしまいます。

2つ目は、学力試験や面接試験が終わった後に行われるケースです。この場合、試験の結果がよく、合格基準をクリアしているにもかかわらず、抽選で落とされてしまいます。いずれにしても、抽選を取り入れた受験方式は努力ではなく運によって入学できない子どもがたくさんいるので、毎年悲しい思いをする家族が少なくありません。

まとめ

国立小学校では、受験をスムーズに行うために抽選方式が採用されています。タイミングや方式は学校ごとに異なり、一次試験の前や試験後に「福引き」や「封筒」を使って行われるケースが一般的です。抽選は全員が平等の条件を持ち、完全に運任せなので、必死に努力したにもかかわらず水の泡になる可能性があるものの、全員が平等であるとう側面もあります。どうしても受験したうえで入学させたいという場合は、国立の小学校だけでなく、私立も視野に入れるとよいでしょう。

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