小学校受験に失敗した際にするべき親の対応とは?事前に考えておこう!
小学校受験は、中学や高校と同様に必ず合格するという保証はありません。落ち着いて受験に挑めず、調子が悪いときは受験に失敗することもあります。しかし、一番重要なのは親の対応です。失敗したときの親の対応は今後に影響します。小学校受験に挑むときは、子どもに対して適切な対応ができるように、事前に考えておきましょう。
親が小学校受験に失敗した子どもにやってしまいがちな悪い対応
小学校受験に失敗したときは、以下のような行動に気をつけましょう。受験失敗はとても残念ですが、子どもや周囲に悪影響を与えないことが大切です。
■悲しい表情や雰囲気を出さない
小学校受験の不合格は、確かに悲しいことです。しかし、悲しい表情や雰囲気を出さないようにしましょう。親の気持ちが沈んでしまうと、子どももその気持ちに気づきます。親としても悲しいと思いますが、親だからこそ子どもの前では普通通りに振る舞うようにしてください。
■とにかく子どもを責めてしまう
受験に向けてひたすら頑張ってきた子どもに対して、「とにかく責める」は絶対にNGです。小学校受験を行うのは5~6歳程度の子ども、頑張ってきた事実すら責めてはいけません。子どもと二人三脚で受験に挑んだ親として、一方的に責めるのだけは止めましょう。
また、「なぜ不合格なのか?」と深く理由を考えることも避けてください。はっきりとした「不合格の理由」は誰にもわからないので「縁がない」と思うのが妥当です。もちろん、自分自身を責めるのもよくありません。
■パートナーの責任にする
夫、もしくは妻の責任にするのは絶対に止めましょう。小学校受験で失敗し、どちらかを責めれば夫婦仲にも亀裂が入ってしまうかもしれません。不合格になってお互いに無言というのもよくありませんが、責任のなすりつけ合いだけは避けるようにしてください。
万が一、小学校受験に失敗した際にするべき親の対応
小学校受験は、長い人生の中で通過点の一つでしかありません。受験を受ける子どもは5~6歳程度、これから先の道はいくらでも切り開くことが出きます。もしも小学校受験に失敗したときは、すぐに次の目標に向かって行動を起こしましょう。中学、高校、大学と目標となる受験はまだまだたくさん控えています。小学校受験が失敗して燃え尽きてしまうようでは、本当の意味で失敗です。
まずは、気持ちを切り替え、何を目標に再度勉強を行うのかを明確にしなければいけません。また、たとえ受験が失敗したとしても、得られるものも多くあったはずです。勉強に挑む姿勢が表れた、問題が解けるようになった、小道具が使えるようになったなど褒めてあげられる点は数多くあるでしょう。失敗という一点のみに集中するのではなく、親として前を向くようにしてください。
受験の失敗を次につなげる意識が大切
失敗して「しばらく勉強は止めよう」となってはせっかくの努力も水の泡です。失敗したからこそ、次の目標に向けて早い段階から勉強を始めるようにしましょう。たとえば、小学校受験の二次募集を受けるのであれば、不合格になった悲しみを乗り越える必要があります。
また、二次募集で落ちたときや公立小学校を選ぶ場合も、気持ちの整理が重要になってきます。大切なのは受験の失敗を「将来の成功」につなげていくこと、この点を意識しながら子どもと向き合うようにしましょう。
小学校受験は、子どもにとっても親にとっても大切な節目です。しかし「合格したい」という気持ちが強くても絶対合格するとは限らない、これも小学校受験の現実といえるでしょう。万が一、小学校受験に失敗しても慌てず対処できるように、今から親としての対応を事前に考えておきましょう。