服に、教材に…小学校受験にかかる費用
都心部などでは、小学校受験をすることも珍しくありません。
教育熱心な家庭では、幼児教室や塾に通うなど早くから力を入れていることも多いようです。
子供に、より良い環境を与えてあげたいというのは誰もが思う親の願いですが、多くの時間を過ごす学校選びは子供の人生を左右するといっても過言ではありません。
そんな小学校受験にはどの程度の費用がかかるのでしょうか。
小学校受験のために幼児教室や塾に通う家庭が多い
小学校受験をする際には、幼児教室や塾などに通うことが多くなっています。
小学校受験は中学校や高校などの受験とは異なり、他の子供との関わり方やマナー、自然に関することなど出題される分野は多岐にわたります。
きちんと挨拶ができることも重要ですし、日本に昔から続く伝統的な季節行事などを大切にしているかなども判断基準になることが多いようです。
勿論、受験する小学校によって教育方針は異なっているので、審査基準にも違いはあります。
幼児期には家庭での生活も大きな影響を与えるので、家庭環境も非常に重要視されています。
挨拶・礼儀作法・言葉遣い・生活習慣を身に付けることなどは親が子供に教えることもできますが、情操面の教育や子供同士の関わり方などは親が教えるのは難しい部分になります。
そういった部分は、やはり専門家である幼児教室や塾に頼る方が効果的といえるでしょう。
また、家庭の中にいると客観的に見られないことも多いので、第三者の目線で子供を観察してもらった方が子供を知ることにもつながります。
幼児教室や塾に通うにはどれぐらいの費用がかかる?
小学校受験の対策として幼児教室や塾に通うと、大体月に10万円程度はかかることが多いとされています。
小学校受験では絵画や工作なども行われることが多いですし、運動なども行われます。
そのため絵画教室に通ったり、体操教室やリトミック教室などに通うことも多くなっています。
家庭によっては月に15万円以上かけていることもあります。
模試なども行われており、1回につき1万円から2万円程度かかることが多くなっています。
内容が充実しているところの方が、費用も大きくなります。
また、子供には得意な分野もあれば不得意な分野もあるので、不得意な分野だけ習い事でカバーするといった人もいます。
例えば、運動神経が抜群で何でも器用にこなせるなら、わざわざ体操教室に通う必要はないかもしれません。
絵画や工作を苦手としているので、絵画教室に通わせるといったこともあります。
小学校受験にかける費用はそれぞれの家庭によって異なっており、数は少ないですが全く幼児教室に通わずに受験するという家庭もあるようです。
教材や服を揃える費用も発生する
小学校受験をする際には、家庭学習としてドリルなどの教材を準備することも多いようです。
教材によって値段には差がありますが、1冊あたりは2千円程度となっています。
毎日数ページずつやってみるというように、継続していくものです。
種類が違う教材を複数揃えることもあり、月に数千円程度を支出することが多くあります。
また、小学校受験には子供の服を受験用に新調する必要があり、一式揃えると、6万円から8万円程度かかることが多いようです。
体操着などを準備しなければいけないこともあります。
子供は急に成長することもあるので、準備が早すぎるとサイズが合わなくなってしまうこともあり、気を付けなければなりません。
それから忘れがちなのは雨の日のレインコートや長靴などです。
晴れていれば使いませんが、雨になった時のことも考えて準備しておくのがおすすめです。
小学校受験では母親の洋服も受験に相応しい物を用意する必要があり、一式用意すると大体10万円程かかります。
また、説明会に参加したり、体験授業を受けたりする場合の洋服も準備することもあります。